細密ペン画・・・・東京下町    画・文  杉山八郎


お客様への気遣いか、出入り口が二ヶ所あるなど、質屋を商う典型的な店構えが今も見ることが出来る。帳場の奥には質草を収めて置く蔵への引き戸に重厚さを感じた。      (文京区根津二丁目 雨上がりの水たまりに写った木の枝は秋をなごりながら、冬を越し、春の支度にとりかかっているようだ。
(台東区上野恩賜公園
スパーやコンビニが盛んなご時勢に、のんびりとした雑貨屋がまだあった。店先にあった縁台は懐かしい思いにふけるのに好都合だった。
(中央区佃二丁目)
カリーライスを食べる各テーブルには、ヤカンが置いてある。一口食べたとたんに、ヤカンの意味がわかった。激辛である。それなのに、ランチタイムには席を待つお客が多い。
(中央区日本橋室町三丁目
杉山八郎 1535年 東京 文京区生まれ
1954年 レイアウト工房入社、桜井義之氏に師事
1958年 スギヤマ・アートルーム設立東京エアーブラシ協会会員
1991年第2回個展以来、新聞・雑誌・テレビで紹介され、木造家屋の精密画家として注目される。雑誌「サライ」のサライ美術館 別冊サライのシリーズの口絵、営団地下鉄のポスター、メトロカードに採用され、以来近年ますます人気を博す。




スギヤマ・アートルーム

〒113-0031 東京都文京区根津2-31-5
TEL&FAX 03−3823−3366

*杉山八郎氏のペン画のカレンダーは、毎年スギヤマ・アートルームの企画・制作により、限定部数が印刷され、人気を博しています。

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